2017年2月18日土曜日

ロボットはどこまでヒトか??「サイエンスカフェ」を開催しました

科学の話題についてゲストと参加者が平等の立場で気軽に語り合おう(雑談しよう)というイベント「サイエンスカフェ」を開催しました。
本日のテーマは、『ロボット(コンピューター)はどこまで人に近づけるか?』。
会場の科学館・研究工房には、科学が好きな人、得意でない人、単に興味のある人…など、仁賀保高校2年生2人を含む12人が参加しました。
本日のゲストは、秋田県立大学システム科学技術学部助教の石井雅樹氏。
前半はカフェタイムということで、ゲストの石井先生からのお話。
総論として、ロボットの歴史から始まり、ロボットの定義の変遷、そして、最近の産業用ロボットなど身の回りで幅広く活躍しているロボットについての説明がありました。
話題の随所で参加者への質問や参加者からの意見などもあり、ロボットへの理解がさらに深まったようです。
話題は、石井先生の専門の画像情報学、知能情報学に。自身の研究成果を踏まえてセンシング技術の進歩やディープラーニングについての解説をしてもらいました。
将来的な話題では、ロボットやAIの進歩による「人間不要論」など、技術と社会のかかわりについても話題に上りました。

そして、本日の後半は、ワークショップ「ロボット製作とプログラミング=入門編=」。
教育用のレゴ・マインドストームを用いて自律型ロボットの初歩を体験しようというものです。
石井先生からは、当地域の学校でのロボットを用いた教育の取り組みや、産学官連携で実施しているWRO秋田県中央地区大会の例を紹介。
その後、全員がプログラミングを体験しました。
参加者のレベルに合わせて、秋田県立大学の学生たちが指導しプログラミングを体験。
みなさん、自分が組み立てたプログラムどおりにロボットが動いてくれる、ちょっとした喜びを味わうことができたのではないでしょうか。


土曜日にも関わらずご参加いただいたみなさま、ゲスト参加の石井先生と学生のみなさま、お疲れさまでした&ありがとうございました。
今後とも、「みんなが先生、みんなが学生」のサイエンスカフェにご期待ください!