2017年2月14日火曜日

移動科学実験教室@院内小学校

フェライト子ども科学館では、スタッフが市内の小学校に出向き、5年生を対象に「モールス電信機と電磁石」をテーマに移動実験教室を開催しています。


本日の会場は院内小学校。
教室は、人間の情報伝達手段の進歩の学習から始まりました。…さっそく実験したのは、もっとも原始的な電気である静電気。数人の有志が、教室の端から端まで伝わる静電気の電流を感じてくれました。
次に、すでに院内小学校のみなさんは学習済みのようでしたが、「電磁石」のはたらきについていくつかの実験により検証(ふりかえり)をしました。
電磁石の関連で、磁性材のフェライトの性質について、そしてフェライトを工業化し大きな功績を遺した斎藤憲三さんのことについて学びました。
教室の片隅には電化製品やその基板などを展示し、フェライトがさまざまな電気製品に用いられていることを実際に見てもらいました。
後半は、モールス信号機の組み立てです。
銅線を磁心(ボルト)に巻きつけるコイルづくりや配線作業により完成させ、みんなでマイ・モールス信号機を使って通信の練習を行いました。
本日のまとめは、お約束、「磁石でつくった電気を体験しよう!」。今日学んだ「電気で電磁石をつくる」とは逆もまた真なり、を全員が身をもって体験しました。


院内小学校教職員の皆さまには、移動科学実験教室にご協力いただき感謝申し上げます。
そして、5年生のみなさんは春になるといよいよ6年生!学校のリーダーとしてますますがんばってください。…そして、ぜひフェライト子ども科学館にも来てね!