2016年8月21日日曜日

夏休みは理科の研究を…

残暑厳しい日が続いていますが、フェライト子ども科学館は、毎日子どもたちの元気な歓声でいっぱいです。
8月19日、科学館2階研究工房で「にかほ市小学校教員理科実技研修会」を開催しました。
この研修会は、理科以外を専門とする小学校教員を対象に、理科の実験に関する知識や技術を高めることを目的に、毎年夏休み期間に開催しているものです。
講師は、秋田県立大学生物資源学部応用生物科学科の岩下淳先生。
研修の最初は、理科教育における実験について岩下先生のお話。特に小学校の理科では、「不思議だな」「どうなっているのだろう」という探究心を持たせることが大切なのです。


そして、今日のテーマ「顕微鏡実験」に。出席した先生たちは、実際に顕微鏡を使っていろいろなものを観察してみました。
前半は、頭髪を観察。シャンプーのCMでおなじみのキューティクルの存在を自分の眼で確かめました。
後半は、メダカやプラナリアを観察。毛細血管や体の部位の様子など、肉眼では見えない世界を体験していました。


夏休みは残りあとわずか。先生たちも新学期に向けて準備をしっかり進めています。

2016年8月17日水曜日

米村でんじろうサイエンスショーを開催しました

今年から祝日「山の日」となった8月11日、おなじみ「米村でんじろうサイエンスショー」を仁賀保勤労青少年ホームで開催しました。
当日は、真夏日にも関わらず、チケットを手にした多くの子どもたちとご家族のみなさまにご来場いただき、会場はほぼ満席となりました。


公演は2回行われ、でんじろう先生の楽しく不思議な実験の数々を中心に、米村でんじろうサイエンスプロダクションのスタッフのみなさんによる愉快なショー、そしてお客さん参加型のミニクイズなどで、最初から最後まで、小さなお子さんから大人まで、みんなで「科楽(かがく)」を体験しました。


なお、フェライト子ども科学館では、12月と来年(2017年)3月にも米村でんじろうサイエンスプロダクションのスタッフによる実験教室を開催する予定です。
これからも、フェライト子ども科学館の事業にご注目ください!

2016年8月13日土曜日

"We ♡ Robots" WRO 2016 Japan 秋田県中央地区大会を開催しました

ブラジルでは連日熱い戦いが続いていますが、地球の裏側の日本でも熱いバトルが!
8月5日と7日、WRO(World Robot Olympiad) 2016 Japan 秋田県中央地区大会をにかほ市総合福祉交流センター「スマイル」で開催しました。

8月5日に開催の「小学生部門」には、にかほ市・由利本荘市内の小学校8校から30チームが参加し、キッズたちが熱戦を繰り広げてくれました。
今回のテーマは「通学路を掃除せよ!」。コース上におかれた赤と青のブロックをゴミに見立て、色を識別してごみを捨てる課題が与えられました。
開会後、約2時間半の最終調整で、前日までの「ロボコン講習会」で学んだ成果を結集して各チームは機体とプログラムを仕上げ、車検(車体寸法の検査)を経て午後に行われた2回の競技に臨みました。


猛暑の下、8月7日に開催した「中学生・高校生部門」には、中学校5校から7チーム、高校3校から11チームがエントリーし、こちらも緊張感のある熱い競技が繰り広げられました。
中学生は「ゴミを種類ごとに分別せよ!」、高校生は「Recycling Plant」と題されたミッションに挑戦。両方とも高度なロボットの機構とプログラミングが要求されましたが、生徒たちは限られた時間で果敢に課題の完遂に取り組みました。
特に、中学生の部では、与えられた課題をほぼ完璧にクリアするチームもあり、会場を盛り上げてくれました。


暑い中参加してくれた児童、生徒のみなさん、今回学んだ創造力、問題解決力、そしてチャレンジする心を生かして、学校や社会で活躍してください。
そして大会運営に関わったスタッフのみなさん、たいへんお疲れさまでした。
9月18日に東京で開催されるWRO Japan 決勝大会への参加資格をゲットしたチームは、世界目指してさらに技を磨いてください!

大会結果は以下のとおりです。

小学生の部
優 勝  ウォリアーズ(平沢小学校)
準優勝  MWY(院内小学校)
第3位  チームKH(上浜小学校)
特別賞  ビリーブゆうゆうたい(尾崎小学校)、STY(平沢小学校)、KHK(院内小学校)

中学生の部
優 勝  Domineter(仁賀保中学校)
準優勝  R,S,N(仁賀保中学校)
第3位  北ロボⅡ(本荘北中学校)
特別賞  DLO(象潟中学校)

高校生の部
優 勝  Nh21(仁賀保高校)
準優勝  NKT3(仁賀保高校)
第3位  ASR(仁賀保高校)
特別賞  R2T(本荘高校)






2016年8月4日木曜日

ロボコン講習会を開催しました/めざせ!決勝大会⇒世界大会!

WRO 2016 Japan 秋田県中央地区大会開催を前に、小学生(5,6年生)と中学生を対象とした「ロボコン講習会」(主催:WRO秋田県中央地区大会実行委員会/共催:秋田県立大学システム科学情報学部創造工房、由利本荘市教育委員会、にかほ市教育委員会)を8月1日、3日、4日の3日間にわたって開催しました。
各日、午前中は小学生、午後は中学生を対象に開催。
まずは、秋田県立大学学生のみなさんによるモデル機の実演。小学生、中学生ともコース周りに集合、個々に成功イメージを膨らませることができました。
2日目、3日目と目に見えて全チームの技術力はアップ。特に3日目は、各チームの試走やプログラミングの作業にかける真剣さがひしひしと伝わってきました。


WRO秋田県中央地区大会の目的は、機体の組み立てやプログラミングを通して、少年たちの創造性と問題解決力の向上を目指すこと。与えられた課題のクリアに向け、参加者たちは眼を輝かせて挑戦しています。

明日(8月5日)は大会の第1弾、「小学生部門」の競技会。小学生のみんな、講習会の成果を十分に発揮して、決勝大会(全国大会)そして世界大会を目指してください!


WRO 2016 Japan 秋田県中央地区大会

「小学生部門」
日時  8月5日(金) 午前9時~午後4時
会場  にかほ市総合福祉交流センター「スマイル」2階コンベンションホール


「中学生・高校生部門」
日時  8月7日(日) 午前9時~午後4時
会場  にかほ市総合福祉交流センター「スマイル」2階コンベンションホール
   ※両部門とも、各チームによる競技は12:40頃に開始する予定です。


大会会場には一般参観の方の入場も大歓迎です。
ぜひご来場いただき、児童・生徒たちのがんばりを応援してください!

ようこそ!アナコーテスからのみなさん/ショウニーからのみなさん

梅雨が明けたとたんに真夏の日々が続いているにかほ市に、姉妹都市の米国アナコーテス市(ワシントン州)と同ショウニー市(オクラホマ州)からの中学生訪問団のみなさんにご来館いただきました。


8月1日にご来館いただいたのは、今年姉妹都市交流20周年を迎えたアナコーテスのみなさん。
日差しの強い真昼の入館で、みなさん館内の涼しさにほっと一息、と、息つく間もなく思いおもいに開催中の特別企画「はぐるまキッズランド展」のコーナーや館内のアトラクションを楽しんでいました。


そして、8月4日にご来館いただいたのはショウニーのみなさん。
ショウニー市にはTDK㈱のフェライト工場もあり、にかほ市と深いゆかりのあるまちです。団長のジェシカ・ブラウンさんは2回目の訪問ということで、同社の創業者 斎藤憲三についてもよくご存じでした。
中学生たちはというと…やはり、展示室アトラクションに夢中でした。もちろん、ファンタジーシアターにも全員搭乗いただきました。そして、以外にも人気だったのが、ターロン通りのバッテリーカー。サイエンスパークに大歓声を響かせていました。


アナコーテスのみなさんは8月5日まで、ショウニーのみなさんは8月8日まで市内にホームステイする予定です。みなさん、にかほ市の夏を十分楽しんでください。フェライト子ども科学館の思い出を忘れないでいただければありがたいです。