我が国の宇宙科学が本格的に始まったのは第2次世界大戦後。
ロケットの開発は1955年に東京都国分寺での水平試射実験に始まり、お隣の由利本荘市岩城の道川海岸でペンシルロケット打ち上げ実験が行われました。
今回の特別展会場では、JAXAからお借りしたペンシルロケットのレプリカを展示しています。
…が、みなさんご存知でしたか、フェライト子ども科学館は実物のペンシルロケットを常設展示していることを…。
このペンシルロケット、由利本荘市の小林工業㈱が所有しているもので、当館がお借りして展示しています。エントランスの正面に展示しているので、ご来館の際は第一に目につくはずです。
ペンシルロケットを加工したのは秋田市の林金属製作所で、鉄・ステンレス・ジュラルミンの三層構造の、小さいけれど重量感のある外観です。もともと秋田は金属加工の技術が進んだ土地柄で、道川海岸で日本初の実験が行われたのも偶然ではなかったような気もします。
ぜひ、フェライト子ども科学館にいらしていただき、実物の迫力と宇宙科学の歴史を味わってくださいませ。
ロケットつながりで、もう一つ、実験工作教室の話題を。
「スーパーボールロケットをつくろう!」 =参加者募集中=
手作りスーパーボールを使ってロケットを作ります。ロケットが垂直に上昇する仕組みを楽しみながら学んでみましょう。大気圏脱出は無理ですが、天井までは届くかも…。
日時●4月16日(日)10:00~11:30
講師●科学館スタッフ
対象●小学生 ※1,2年生は保護者同伴のこと
定員●10人 ※定員になり次第締め切り
参加費●100円
申込●科学館へお電話(☎0184-32-3150)でお申し込みください。
※受付時間は午前9時~午後5時まで。受付時に、参加者の氏名・学校名・学年・連絡先電話番号をおたずねします。