2018年2月27日火曜日

春に駆け上る足跡

強い寒気と雪に悩まされた2月も、残すところ2日。
昨日、久々の晴天の下、まだ雪に埋もれていたふわふわドームに放課後の子どもたちがたくさん押し寄せて、束の間の日差しを楽しんでいました。
今朝は、残雪の上にふわふわドームへ向かう子どもたちの足跡が残っていて、まるで歓声が聞こえてくるようなにぎわいです。
今日の午前中には、近くのつぼみ保育園の子どもたちが園外散歩にふわふわドームを訪れて遊んでいました。
日中の日差しもだいぶ明るく感じられ、春の気配が感じられます。
一方、館内では今週末の桃の節句に向け、引き続きペーパークラフトの雛飾りをしてお客様をお迎えしています。
お客様には、展示室でお楽しみいただくのはもちろんのこと、ちょっとした早春の気配を感じていただければ幸いです。。。

2018年2月23日金曜日

参加者募集中!米村でんじろうサイエンスプロダクション実験教室

みなさまおなじみ、米村でんじろうサイエンスプロダクションによる春の実験教室の参加者を現在募集しています。
今回の実験テーマは「恐竜ロボットをつくろう!」で、講師にはサイエンスプロダクションスタッフの「エビちゃん先生」こと海老谷 浩(えびたに ひろし)先生をお招きします。
身近な材料とモーターを使って作る恐竜、いったいどんな動きをするのか楽しみです。
さあ、4月からの新学期を前に、ちょっと特別な実験工作で「科楽(学)」のフシギを体験しましょう!
お子さん、お孫さんにもお声がけのうえご参加ください。みなさまからのお申し込みをスタッフ一同お待ちしております。

◆春の米村でんじろうサイエンスプロダクション実験教室
「恐竜(きょうりゅう)ロボットをつくろう!」
期日●3月17日(土)
時間●〈午前の部〉10:30~12:00 〈午後の部〉14:00~15:30
会場●にかほ市総合福祉交流センター「スマイル」
講師●海老谷 浩 氏(米村でんじろうサイエンスプロダクションスタッフ)

   ※米村でんじろう先生ご本人はいらっしゃいません。
対象●小学生(1,2年生は保護者同伴のこと)
定員●各回とも25人(定員に達し次第しめきり)
参加費●500円
申込方法●電話(0184-32-3150)でお申し込みください。受付は毎日午前9時から午後5時までです。受付時に参加希望者の氏名・学校名・学年・連絡先電話番号をおたずねします。


春を待ちこがれて…

この冬は、ことのほか寒気が勝り、特に1月中旬以降は寒さの厳しい日が続いています。
例年であれば、そろそろ雪間から現れてくるサイエンスパークの芝も、まだ雪の下に。

一方館内では、来週末の桃の節句に向け、ペーパークラフトの雛飾りと雪洞(ぼんぼり)でご来館の皆様をお迎えしています。
県内では、全域に「インフルエンザ警報」が発令中です。お子様のいらっしゃる家庭では感染を心配する日々が続いていることでしょう。
当館でも、お客様とスタッフのインフルエンザ予防対策として、やむなくスタッフがマスクを着用させていただく場合がありますので、みなさまのご理解をお願いいたします。
まだまだ寒い日が続きますが、科学館で元気に体を動かして+お勉強して、ホットな週末をお過ごしください!
皆様のご来館をスタッフ一同お待ちしております。

2018年2月21日水曜日

サイエンスカフェ「仁賀保高原から再生可能エネルギーを考えよう(仮題)」参加者募集中

「みんなが先生、みんなが学生。」…そんな雰囲気で、ティーカップ片手に科学について語り合おう(≒おしゃべりしよう)という会、サイエンスカフェ。
第8杯(回)目のテーマは「仁賀保高原から再生可能エネルギーを考えよう(仮題)です。
※現在「仮題」としておりますが、テーマが決定後、参加者には改めてご連絡いたしますのでご了承ください。

優れた景観と眺望の良さ、市街地からの近さにより絶好の観光資源である仁賀保高原ですが、その開発を長年阻んできたのが、年間を通して吹く強い風でした。
百害あって一利なし、とも言われていた仁賀保高原の強風をエネルギーに転じ、当時国内有数の風力発電事業が始まったのが平成13年。以降、市内や県内で風力発電事業が盛んに行われています。

風力をはじめ、太陽光、地熱、水力など、自然界の力を電気に変える「再生可能エネルギー」は、地球温暖化対策や原子力発電所の事故等もあり、枯渇することのないクリーンなエネルギーとしてさらに期待が高まっています。
今回は、日本の発電事業をリードして来た電源開発株式会社と仁賀保高原風力発電事業を手掛けている株式会社ジェイウィンドサービスの担当者をゲストにお招きし、これからの再生可能エネルギーと地域の資源について考えてみます。
エネルギー問題や環境、地域の産業や経済など、幅広い話題が予想されるテーマです。
お茶をいただきながらの気楽な会ですので、そのスジでは素人の方も大歓迎!みなさまのご参加をお待ちしております。

日時●3月10日(土) 14:00~16:00
会場●ジャズ&カフェ「リラクシン」(JR仁賀保駅前 TEL0184-44-4343)

ゲスト●金野泰実氏(電源開発㈱環境エネルギー事業部風力事業推進室)・菅股公昭氏(㈱ジェイウィンドサービス)
参加費●500円(ソフトドリンク1杯+お菓子代)
対象●高校生以上の方(中学生以下の場合は保護者同伴のこと)
定員●20人
申込●3月4日(日)までフェライト子ども科学館へ電話(0184-32-3150)・FAX・Eメール(info@ferrite.jp)でお申し込みください。



仁賀保高原(写真提供 にかほ市観光協会

2018年2月19日月曜日

移動科学実験教室_平沢小学校のみなさん

フェライト子ども科学館では、スタッフが市内の小学校に出向き、5年生を対象に「モールス電信機と電磁石」をテーマに移動実験教室を開催しています。
本日は、科学館オール・スタッフで平沢小学校に出向きました。
最初に、モールス通信機に至るまでの通信や電気の歴史に関するお話から始めました。
電気を使って遠距離に信号を送る…というくだりでは、まずは静電気を送る実験を体験していただきました。10メートルほど離れた子どもたちに、無事信号は送られたようです…。
続いて、理科で学習したばかりの「電磁石」に関する学習を子どもたちに参加してもらいながら実験を交えて行いました。
電磁石の実験の中で磁心として登場した「フェライト」、そしてフェライトを世に送り出した、平沢小学校の大先輩「斎藤憲三」に関する学習を映像やフェライトを使った電気製品を見てもらうことで理解を深めました。
後半は、いよいよモールス電信機の工作。
前段で学習したコイルを実際に巻いたり、電気の配線をしたりと体験を重ね、完成した通信機でみんなで通信ゲームを行いました。
そして最後に、本日のまとめ。ファラデーの発見、磁石で起こした電気をみんなで体感です!
平沢小学校教職員の皆さまには、移動科学実験教室にご協力いただき感謝申し上げます。
そして、5年生のみなさんは春になるといよいよ6年生!学校のリーダーとしてますますがんばってください。…そして、ぜひフェライト子ども科学館にも来てね!

2018年2月18日日曜日

「ロボット教室・ミニ大会」を開催しました(2日目)

今日は、昨日に引き続き「ロボット教室・ミニ大会」の2日目を開催しました。
教室開始とともに、参加者は昨日の課題の修正に取り組み、試走→プログラムの修正→…を1時間半ほど繰り返しました。
そして、いよいよミニ大会の開始です。
WROベーシック競技のコース上で、各チームが獲得ポイントと完走に要した時間を競います。今回は、初めての経験者の多い4年生の部と高学年の5,6年生の部に分けて競技を行いました。
まるで昨日の平昌オリンピック・フィギュアスケート競技のような、息詰まる熱戦(?)の中から勝ち上がった各部門の優勝チームと準優勝チームを決定し、表彰しました。
教室の最後に、2日間指導していただいた秋田県立大学システム科学技術学部の石井雅樹先生から、教室を通しての講評とWRO2018大会の情報についてのお話をいただきました。
参加された小学生のみなさん、送迎いただいたご家族のみなさん、2日間お疲れさまでした。
この2日間の成果を学校生活に活かしてください。…そして、この夏のWROにぜひ出場して世界を目指してくださいねっ!


2018年2月17日土曜日

ロボットの魅力を体験!「サイエンスカフェ」を開催しました

本日、科学の話題についてゲストと参加者が気軽に語り合おう(≒おしゃべりしよう)という会、「サイエンスカフェ」(第7回)を開催しました。
今回のテーマは『大人のロボット教室~自律型ロボットの製作とプログラミング体験~』。科学館内多目的ギャラリーを会場に、市内外からの参加者14人で開催しました。

最初に、本日のゲストの秋田県立大学システム科学技術学部 准教授 石井雅樹さんより、話題提供ということで、児童生徒を対象に地域の産・学・官が連携して取り組んでいるWRO(World Robot Olympiad)大会の紹介をしていただきました。
その中で、STEM教育、アクティブラーニングなど、事業の教育面の効果や実績などを報告していただきました。
 そして本日のメインテーマ、LEGO Mindstormsを用いたロボット製作とプログラミングの基礎を実際にみなさんで体験しました。
機材の説明の後、機体組み立てからプログラミングまで、石井先生とアシスタントの学生が参加者に個別に対応していただき、実際にロボットを走行するに至りました。
今日は「大人の…」ではありますが、市内外から参加の一般の方とともに、大内中学校科学部の生徒も先生といっしょに参加したほか、小学校や高校の先生にも参加していただきました。
普段は学校の授業やWRO事業で子どもたちの指導をしているものの、実際ロボットを動かすのは初めて、という先生も。…さて、今日の体験をこれからの指導に活かすことはできそうでしょうか?

次回のサイエンスカフェ(第8回)は、来る3月10日(土)に風力発電を中心とした再生可能エネルギーをテーマに開催します。
お楽しみに!そして、みなさまの参加をお待ちしております。


「ロボット教室・ミニ大会」を開催しました(1日目)

今日午前、フェライト子ども科学館で「ロボット教室・ミニ大会」を開催しました。
参加者はにかほ市と由利本荘市の小学4~6年生23人で、2、3人が組んで10チームを編成し、今日の講師の秋田県立大学システム科学技術学部 准教授 石井雅樹先生と同大学院生3人の指導を受けました。
さっそくレゴ・マインドストームのセットを開けて、最初にロボットの部材の説明を受けました。インテリジェントブロック(コンピュータ部)、モーター類など、そのうち、センサーは種類ごとにその働きを実際に稼働して確認しました。
いよいよレゴブロックを使って機体の組み立て。
今日のテーマはライントレース・ロボットで、1時間ほどで全チームが組み立てを完了しました。
次に、プログラミングにチャレンジ。
コンピュータ言語を用いず、アイコンを組み込むことで機体を操作するプログラムを作成します。
そして、いよいよ「試走」に。
WROのベーシック競技のコースを使って、ライントレースを主に、各チームが工夫したプログラムで完走を目指します。
…本日はここまで。明日も半日、プログラミングの仕上げとチーム対抗のミニ大会を行う予定です。
最後に、みんなで科学館展示室のロボットコーナーで演示中の「モノレール・ロボット」を見学して、今日は解散です。
みんなが学習したセンサーの機能や複雑な機構で動いていますが、ちょっと感動していただけましたか?


2018年2月14日水曜日

ようこそ!平沢小学校3年生移動科学教室

本日2月14日は聖バレンタインデー。科学館受付カウンターの下のガラスケースの中にスタッフ手作りのペーパークラフトを飾り付けてお客様をお迎えしました。
さて、にかほ市内の全小学校の3年生がフェライト子ども科学館へ来館し、「磁石」について学ぶ「移動科学教室」。
本日は、平沢小学校3年生のみなさんにご来館いただきました。
まずは、2階多目的ギャラリーに入って磁石についての学習です。
磁石に関するスタッフからのクイズにも、みんな元気に答えて室内は大盛り上がりでした。
その後、ハードフェライトを使った着磁(磁石づくり)、そしてかんたん工作「くるくるフェライトマン」づくりを体験しました。
移動科学教室後半は、お楽しみ!展示室見学タイムです。
展示室いっぱいの子どもたちが、それぞれに展示物を楽しんでいました。科学の「なんでだろう?」を見つけてくれたかな?
平沢学校3年生のみなさん、今日はフェライト子ども科学館にいらしていただきありがとうございました。
磁石やフェライトについてばっちり学習できたでしょうか?今日学んだことを自由研究や工作、発明工夫に活かしてください。
この次は、ご家族のみなさんとご来館ください。スタッフ一同お待ちしております!

2018年2月11日日曜日

実験工作教室「トントンきつつきくん」を開催しました

2月10日、科学館オリジナル実験工作教室「トントンきつつきくんをつくろう!」を開催しました。
最初に学習したのは、本日のテーマ「キツツキ」について。
クマゲラやアカゲラなど、国内でも様々なキツツキの仲間がいますが、その生態や樹木について鳴き声を聴きながら学びました。
その後に、今回の工作の陰の主役である磁石についての学習です。
小さなお子さんにもわかりやすいように、磁石のキホンから説明と実験を行い、特に今回使用するシートマグネットは磁極の配置に特徴があることを実験で確かめました。
そしていよいよ工作の開始。
キツツキがついばむ樹木を模した厚紙の加工やシートマグネットの貼り付け、そして、主役の「きつつきくん」を作ります。ポイントは、「きつつきくん」のくちばしとアクリルの板の取り付けです。
低学年のお子さんは、ご家族の方に手伝ってもらいながら一生懸命に取り組み、みなさんかわいい「トントンきつつきくん」を完成させました。
参加者のみなさん、おうちに帰っても「トントンきつつきくん」を可愛がってあげてね。
そして、今日の工作には磁石を使った工夫のヒントがぎっしり詰まっていますので、発明工夫の作品づくりなどにもぜひ活用してください。