2017年8月21日月曜日

音は楽しい!…大内中学校科学部ミニ・サイエンスショー

8月20日、フェライト子ども科学館の研究工房を会場に、由利本荘市の大内中学校科学部のみなさんによるミニ・サイエンスショー「音の秘密を楽しもう!」を開催しました。
午前と午後、2回のショーにはたくさんのお客様にいらしていただき、満員御礼!でした。
今回のテーマは「音の秘密」ということで、普段の生活で生じる身の回りの音を実験で取り上げました。
トークありダンス(?)ありグラスハープあり、見学の子どもたち参加の合奏もありなど、生徒たちは元気で多彩なパフォーマンスで見学のみなさんを音のフシギの世界に誘ってくれました。
大内中学校科学部のみなさんは、「日本学生科学賞」(読売新聞社主催)の上位入選の常連校で、平成25年度には内閣総理大臣賞を受賞しているほか、サイエンスショーのコンテスト「BoSS(バトル・オブ・サイエンス・ショー)2015」(NPO法人ガリレオ工房主催)では『ビンから出る音の秘密~トクトク音~』で優勝するなど、数々の成果を挙げている地域の名門校です。
生徒のみなさん、今回は夏休み終盤にもかかわらずフェライト子ども科学館で公演していただき、ありがとうございました。また、次の研究の成果を当館で発表いただけるよう、期待しています。

2017年8月18日金曜日

ようこそ!港区芝浦港南地区のみなさん

東京では、8月に入って雨が多く日照時間が少ない日々となっているようですが、ここ、にかほ市は雨の少ない夏らしい日が続いています。
今日も、フェライト子ども科学館では多くのお客さまをお迎えしています。
連日、県内外から団体の皆様にもたくさん来館いただいていますが、今日は東京の港区芝浦港南地区の小学生たちをお迎えしました。
おそろいの黄色いバンダナを身に着けたみなさんは、にかほ市に滞在して農業や自然について様々な体験学習をしており、その一環で当館を見学いただきました。
…この交流事業、きっかけは、にかほ市出身の南極探検家 白瀬矗(しらせ・のぶ)が南極に向けて出港した芝浦地区との105年に及ぶご縁で毎年実施されているものです。
当館では、白瀬中尉の偉業とは方面がちょっと異なりますが、日本人が発明し、これまたにかほ市出身の斎藤憲三が世界に先駆け工業化し電子部品の分野で世界を席巻している「フェライト」について学んでもらうため、みなさんにハードフェライトを使った磁石づくり体験をしていただきました。
港区芝浦港南地区の子どもたち、にかほ市でひと夏のよい思い出はできたでしょうか?
またいつか、にかほ市へいらしてください。そして、今度はご家族の方といっしょにフェライト子ども科学館にご来館いただければありがたいです。スタッフ一同、お待ちしています!

2017年8月17日木曜日

安全で楽しい化学の実験を

子どもたちの夏休みも後半、お盆休みが過ぎた本日もフェライト子ども科学館には団体や多くのお客様がご来館いただいています。
そんな科学館の2階研究工房で、「にかほ市小学校教員理科実技研修会」を開催しました。
本日の講師は秋田県立大学システム科学技術学部の梁瑞録先生で、受講者は市内の小学校の先生で、理科以外を専門とする先生たちを中心に12名です。
児童に理科を教えるうえで苦手な先生の多い「実験」ですが、今回は安全で児童たちが興味を持って楽しく化学実験を行うための要点を研修しました。
内容は、ガラス器具の取り扱いの注意に始まり重さや体積の測定などで、後半は、試薬や器具の扱いについて学ぶため、希塩酸にアルミを溶かして水素を発生させる実験を参加者全員で行いました。
夏休みといえどもなかなか忙しい先生たち、研修お疲れさまでした。
子どもたちの理科に関する興味をさらに高めるため、がんばってください。



2017年8月12日土曜日

「コルク銃」つくりました…米村でんじろう実験教室②

フェライト子ども科学館のアドバイザー・米村でんじろう先生による実験教室の2日目をにかほ市総合福祉交流センター「スマイル」で開催しました。
おかげさまで、本日も満員御礼です。
本日のテーマは「コルク銃をつくろう!」。
まずは、先生が完成品で発射のデモンストレーション。「ポンッ」という心地よい音とともにコルクの弾が勢いよく飛び出します。
ワインなどの栓として身近なコルク材ですが、これ、地中海に生息する「コルク樫」の皮から作られるんですね。そして、これが、ゴム+筒の中の空気の圧縮圧力による強い推進力でコルクが飛ぶんですね…という科学の要素ぎっしりの工作です。
それはさておき、子どもたちは用意された材料を使い、各テーブルのスタッフの指導により着々と作業を進め、1時間ほどかけて完成しました。
後半は、それぞれ、弾のこめ方や力加減の調整、試射を行ったうえで、グループごとの「射的ゲーム」を行いました。
片目つむって片膝ついて…小さなスナイパーたちが自作のコルク銃で高得点の的を狙います。子どもたちの興奮で会場はヒートアップ!
参加者のみなさん、米村でんじろうサイエンスプロダクションの創意工夫とノウハウが凝縮されたコルク銃の仕組み、しっかり学習してくれたでしょうか?

今回実験教室を企画・運営していただいた米村でんじろう先生、会場でも気さくに子どもたちや参観者席のご家族のみなさんにも声をかけ、実験の指導をしていただき、ありがとうございました。
来年の夏休みも、ぜひ米村でんじろう先生の愉快で科学のエッセンスたっぷりの実験教室にご家族おそろいでご参加ください!!

今回、せっかくお申込みいただいにも関わらず定員の都合でご参加できなかった皆様には、申しわけございませんでした。
フェライト子ども科学館では、今年度も12月と3月に「米村でんじろうサイエンスプロダクション実験教室」を開催し、でんじろう先生のお弟子さんたちによる実験を体験していただきます。こちらもゴキゲンな内容の実験工作となりますので、ご期待ください!

2017年8月11日金曜日

液体窒素でアイスつくりました&食べました…米村でんじろう実験教室①

毎度おなじみ、米村でんじろう先生の実験教室を本日(8月11日)と明日(12日)の2日間にわたり、しかも1日2回ずつ(!)開催しています。
おかげさまで、2日間とも定員いっぱいの参加申し込みをいただき、会場のにかほ市総合福祉交流センター「スマイル」のコンベンションホールは満員御礼でした。
初日のテーマは「液体窒素でアイスをつくろう!」
まずは、でんじろう先生の演示で教室が開始。液体窒素を使った定番の「バラがバラバラ」から始まり、ちょっと刺激的な太長風船パフォーマンスなどが続き、徐々に子どもたちの期待感が高まってきました。
今日は特別に、アシスタントを務めるサイエンスプロダクション・スタッフによるブルゾンちえみ風(?)の一芸で液体窒素を紹介をしていただきました。
そしていよいよ各テーブルで、子どもたちによる実験開始。まずは、ゴム風船浸し、「フィルムケースポン」で液体窒素の性質を体験しました。
続いて本日のメイン・イベント、アイスクリームづくりにチャレンジです。
スタッフから配られた濃厚牛乳に少しづつ液体窒素をつぎ足し、かき回すことで徐々にアイスクリームらしく(?)なってきます。そして、お好みのフレーバーやトッピングでしばしスウィートな時間を過ごしました。
最初は分量やタイミングに戸惑い苦労する様子も見られましたが、その後はおかわりも続出しました。
…と、マイナス196度の威力ですっかり涼んだところで、もう一つの実験。今度は、一転、熱湯を用いた実験です。
お題は「水中の雪」、塩化アンモニウムの個体をお湯でいったん溶かし、お湯の温度の低下によって結晶となって現れ、雪のように舞い降りる現象を観察しました。
さてみなさん、今日の実験教室はいかがでしたか?そして、アイスはおいしかったかな?
実際に見て、触れて、しかも試食つき…盛りだくさんの体験に、子どもたちも大いに刺激を受けたのではないでしょうか。
夏休みもいよいよ後半、今日の実験がみなさんの自由研究のお役に立てれば幸いです。
…明日につづく…
注:画像は本日の午前の部・午後の部を順不同で並べています。

2017年8月10日木曜日

「アニマルキッズランド」へようこそ!

台風第5号も過ぎ去り、子どもたちの夏休み真っ最中のフェライト子ども科学館は、通常どおり+休みなく開館真っ最中です。
現在、夏休み特別企画展として「アニマルキッズランド」を開催しています。
科学館2階「多目的ギャラリー」では、正面に実物サイズで描かれた動物たちのパネルを展示しており、間近で動物の大きさを実感できます。
床には段ボール製の特大パズルを設置、「らいおん」や「だちょう」をそろえて遊ぶことができます。…全体像をつかめない小さなお子さまには、お父さん・お母さんの監督(?)が必要かもしれません。
その他に、身長や体重、手の大きさなど、私たち人間と様々な比較をすることで動物について、そして命について学ぶことができます。
机の上のメトロノームは、動物の脈拍を実感するために置いたもの。実際にねじを巻いて、小さな動物の脈、大きな動物の脈を聴き比べてみてください。…そして、その速さが寿命と関係していることを学ぶことができます。
9月10日までの期間中、いつも楽しい<いつもよりちょっと楽しい フェライト子ども科学館へお越しください。みなさまのご来館をスタッフ一同お待ちしております。

2017年8月8日火曜日

中学生がお迎えします!

夏休み期間中、市内の中学生の職場体験が各施設や商店等で行われていますが、フェライト子ども科学館では、昨日(8月7日)から仁賀保中学校2年生の生徒2人が体験をしています。
生徒の主な業務内容は、受付や展示室内案内のアシスタント、そして実験コーナーでの磁石づくりやかんたん工作の演示と指導です。
夏休み期間は各地の子供会や学童保育所など団体のお客様も多く、さっそく体験初日から生徒の活躍する場面がたくさんありました。
そして、今日は、地域について学ぶ活動(フィールドワーク)で科学館を訪れた仁賀保中学校1年生8人にフェライトを使った磁石づくりを指導しました。
1年生のみなさん、先輩に教わり、フェライトについての理解が深まったでしょうか?

中学生の職場体験は8月10日(木)まで。ほんの短い期間ですが、中学生2人がお客様をすてきな笑顔で迎えてくれることでしょう。
みなさまのお越しをスタッフ一同+中学生2人、心よりお待ちしております!

2017年8月6日日曜日

「WRO秋田県中央地区大会 中学生・高校生部門」を開催しました

本日、WRO(World Robot Olympiad;自律型ロボットによる国際的なロボットコンテスト)秋田県中央地区大会」の中学生・高校生部門を にかほ市仁賀保公民館で開催しました。
この大会は、WRO 2017 Japanの公式予選会を兼ねており、各部門から1チームに決勝大会(全国大会)の出場権が与えられます。
今回の出場は、中学校が5校から10チーム(うち1チームが棄権)、高校が4校から7チームが参加し、WROのレギュラーカテゴリー・エキスパート競技にチャレンジ。中学生は先週の「ロボコン講習会」と今週末の練習会、高校生はそれぞれの学校で独自に研究を進めて、今日の大会に臨みます。
競技開始までの最終調整に、生徒たちの集中力はいよいよ高まります。
昼前に車検が始まり、競技開始を待つばかりに…
午後に第1回目の競技、その後、短時間の最終調整、車検を経て2回目の競技が行われました。
まずは中学生の部。
そして、高校生の部。
いずれも、全ミッションをクリアするにはまだまだ研究の余地がある内容でしたが、個性的な作戦を練って競技に臨んだチームがあったほか、特に高校生部門ではロボットの機構や作動が多様で、見ごたえのある競技となりました。
決勝大会出場権を獲得したチームには、さらに研鑚を積んでいただき、9月17日に東京で開催されるWRO 2017 Japan決勝大会で最高のパフォーマンスを披露し、世界を目指してくれることを期待します!

大会の結果は以下のとおりです。

中学生の部
優 勝 No name(象潟中学校)
準優勝 「  」(象潟中学校)
第三位 北ロボ3(本荘北中学校)
特別賞 3×3(仁賀保中学校)

高校生の部
優 勝 GENERAL MEN(仁賀保高校)
準優勝 大関Ⅰ号(由利工業高校)
第三位 べぇーつる(本荘高校)
特別賞 BO∅WY(本荘高校)