2016年11月12日土曜日

野菜で紙づくり?! 秋田県立大学実験教室

本日開催の秋田県立大学実験教室のテーマは「野菜でオリジナリティ紙をつくろう!」、講師にはシステム科学技術学部 助教 施建(シ・ケン)氏をお迎えしました。

最初に、施先生から紙の歴史についてお話がありました。
紀元前の亀の甲羅、羊の皮、木簡…などを経て、人間が用いてきた記録(データ)の媒体として「紙」が果たしてきた役割について学びました。


そして、お待ちかね「紙」づくり。まずは、実験材料の野菜、ニンジンの皮むきと刻み作業から始まりました。
包丁を使うため、お父さんやスタッフが補助しながらの作業です。
次に、ニンジンを茹でた後、ミキサーで入念に細かくし、ほとんどニンジンジュースの状態に。…ここで、ニンジン嫌いのお子さんはちょっと参ったようですが…。
最後に、2枚重ねのナイロンストッキングに流し込んでろ過、残ったのはペースト状のニンジンです。
ろ過されたニンジンペーストを、今日は時間の都合もあり、ホットプレートで乾燥しました。温度や熱の与え方に工夫を要します。…夏でしたら天日乾燥でもできるそうです。
今日は、少ない参加者で残念でしたが、みなさん、ニンジンの色を残した紙を見本に持ち帰りました。
野菜でも紙にできるもの、できにくいものがあるそうです。
さてあなたはどの野菜でチャレンジしてみますか?


今日のにかほ市、曇りがちではあるものの時々日も差す好天に恵まれました。昨日までの北風もやんで、寒気も弱まりました。
科学館2階研究工房から見える「ふわふわドーム」では、子どもから大人まで大勢の方で一日中にぎわっていました。


さて、来週の実験工作教室もお楽しみに。 みなさまの申し込みをお待ちしております。
11月19日(土)
実験工作教室
「空中回転こまをつくろう!」
超回転!フェライト磁石を使った空中に浮かぶコマを作ります。
時間:10:00~11:30
会場:科学館2階 研究工房
講師:科学館スタッフ
対象:小学生 ※小学1,2年生は保護者同伴のこと
定員:15人
参加費:200円