2017年11月18日土曜日

色は人を表す?!「サイエンスカフェ」を開催しました

本日、科学の話題についてゲストと参加者が気軽に語り合おう(≒おしゃべりしよう)という会、「サイエンスカフェ」(第6回)を開催しました。
今回のテーマは『色彩と心理~色が心に与える影響~』で、科学館のお隣、にかほ市総合福祉交流センター内のレストラン「ビアン」を会場に、市内外から9人の参加者で開催しました。
本日のゲストは、色彩についての知識を持ち、色の効果を様々な場面で活用するというカラーコーディネーターの資格を持つ渡辺公美子さん(由利本荘市)。
色の三原色や色相の基本知識からお話は始まり、1997年に実際に発生した「ポケモン事件(ポケモンショック)」では、青と赤の点滅が子どもたちの脳に影響を与えた例を紹介。そうした例から、精神の興奮作用を持つ赤、鎮静作用の青をはじめ、ピンク、黄色、緑など、一つひとつの色が持つ心理的な影響・効果を紹介していただきました。
お話の中で、服装やインテリアの配色など何気ない変化により精神的な問題を改善した例の数々など、渡辺さんが関わってこられた案件を紹介していただきました。
後半には、参加者それぞれが人の形に自由に塗り絵した色彩から、ゲストがその人の心身の状態を判断するという試みも行われました。
「寝不足」「腰が痛い」「どこかに出かけたい」…など、最初は半信半疑の参加者でしたが、自分の気づかないところまでスバリと指摘され、会場は大いに盛り上がりました。
うつや不登校、認知症など精神的な問題にも有効だとされる色彩セラピー、ますます注目です!

次回の「サイエンスカフェ」もお楽しみに!