2014年7月26日土曜日

夏休み恒例 「科学ウォッチング」が開催されました!

 7月25日は、市内小中学校の理科の先生方の企画による「科学ウォッチング」が行われ、3つのテーマに応募した市内の小中学生が実験や野外観察を体験しました。
 

 午前に行われた野外観察のテーマは「川の生き物」。上郷小学校に集まった児童・生徒たちは、まずは牛乳パックなどで箱メガネを工作しました。
 その後、奈曽川河川公園に移動し、実際に川に入っておたまじゃくしなどの生物を観察したり、川の水質を調べたりしました。



 暑いなかでしたが、子どもたちは、たも網や自作の箱メガネを手に、足に水の流れを感じながら心地よさそうに観察していました。




 午後に行われた実験教室「マイナスの世界」に参加した子どもたちは、液体窒素を使い、急激な温度低下がもたらす不思議な現象の数々を体験しました。



 仁賀保公民館「むらすぎ荘」講堂には4つの実験ゾーンが設けられ、凍らせたバナナで釘を打ったり、ドライアイスを作ってロケットを飛ばしたり、アイスクリームができる様子を学びながら試食したりと、五感で「マイナスの世界」を体感しました。




 夕方から夜にかけての「夏の天体観察」に参加した親子のみなさんは、まずは由利本荘市文化交流館カダーレへ。館内のプラネタリムでは、床に敷いたシートに仰向けになって、スクリーンに再現された夏から秋にかけての星座と、それらにまつわる神話の数々を鑑賞しました。



 その後は、南由利原スターハウスコスモワールドに移動。600mmジンデン式反射望遠鏡を使って、火星や土星、星のガスによってできた星雲、球状星団などの様子を観察しました。
 途中濃霧により観察を中断しましたが、濃霧が晴れたあとには中断前よりも天体がいっそう輝きを増し、参加者の中には流れ星を目撃された方もいて歓声があがりました。



 夏休み恒例の「科学ウォッチング」、今年は3つのテーマがたまたま同じ日の開催となりましたが、複数のテーマに参加した子どもたちもいて、貴重な科学の体験の場となったようです。